そんなに春秋左氏伝っておいしいの??( ゚Д゚)?
▶目次◀
●春秋左氏伝とは何?
まあ、古代中国史が好きな人でない限り、「春秋左氏伝」を知っている人はいないでしょう。
実は、地味に高校の教科書や模試、大学受験の問題として出ていることもあるのですが(笑)
学生で気になる人は出典をチラ見してみるのもいいかも??
本題に戻しましょう。
春秋左氏伝とは、「中国の春秋戦国時代に存在した『魯』の国の歴史を、孔子が『春秋』という書物として記録し、後世に左丘明という孔子のお弟子さんがこれに注釈を加えたもの」と言われている書物です。
魯は「ロ」と読みます。
孔子といえば、「論語」が有名なだけに、「春秋」という書物を書いていたことはなかなか知られていません。
私もその一人でした(;^ω^)
春秋左氏伝には兄弟書があって、「春秋公羊伝」と「春秋穀梁伝」があります。
これらをまとめて「春秋三伝」と呼ばれています。
このなかでも、春秋左氏伝は、史実の正確性、文体の良さ、逸話の豊富さで、ひと際秀でていると評価が高いです。
●どんなふうに役立つの?
まあ、歴史書ですから基本史実の羅列です。
「何年、誰が何をした。」とか「どこかの国の王様がトイレにはまって亡くなった。」とか。
しかし!
ところどころに収められているエピソードには非常に参考にしたい様々な人物の言動が残されています。
その部分から、どのようにすればうまく問題を解決できるのか、解決のヒントが見えてくるのです。
●参考文献は何を使ってるの?
参考文献としては、小倉芳彦という方が書かれた「春秋左氏伝」という訳本を使っています。上・中・下の三冊で構成されています。
出版社は岩波文庫です。
古代中国の書物って非常に難解な部分が多く、表現1つでも、漢字が違うだけで批判の意味が込められていたり。
いやそんなの素人にわかるはずないやん!!
しかし、この本ではそのような細かい部分の解釈もわかりやすく説明してくれています。
古代中国史で春秋時代の知識が少しあるという方は是非手に取ってみてください!!
非常に緻密で、しっかりとした内容になっています。
でも、「古代中国史を全然知らん!」っていう方!!
初めての人には正直あまりおすすめはしません。
そんな方はまず・・・
是非このブログを読んでみてください!!
できる限りわかりやすく、普段の生き方に生かせるように書いていきます!!
●春秋左氏伝だけ?
基本的に春秋左氏伝を紹介するつもりですが、ほかの本のエピソードも入れていくつもりです。
「戦国策」や宮城谷昌光さんの小説なども考えています。
時には、私が読んだ実用書についても書こうかなと思っています。